火曜日, 3月 28, 2017

年金者組合・歴史散策

3月24日(金)、歴史散策の会3月例会を実施しました。今回は「千葉の歴史散歩 若葉区編へのいざない3回目」「カタクリの花鑑賞」「バーべキュー大会」のおまけ付きとして計画しました。6名の参加で楽しい歴史散策の会となりました。

8時半、モノレール「スポーツセンター駅」のロータリーに集まり、日野車で出発。国道126号線(東金街道)を東金方面に走り、まずは、宍倉邸(木漏れ日の里・野呂町)に寄り郷土史家の前角栄喜さんと合流。宍倉ご夫妻も郷土史家ですが、お二人にはバーベキューの準備を頼んで、車で「多部多城跡」に向かいました。

平和公園前の最福寺横を過ぎ、両脇に室町時代の武家屋敷のなごりが感じられる道を進み「多部多(たべた)城跡」に至りました。小高い丘に土塁跡が残り、今でも千葉氏の妙見様の祠があり確かに千葉氏のゆかりの居城跡ということが分かります。

多部多城は千葉氏の一族の居城ですが、秀吉の小田原攻めの際、北条氏の支配下である千葉氏は家康の家臣 本田忠勝、平岩親吉の軍勢3万あまりの攻撃を受けることになります。

本田・平岩両将は多部多城に迫ると、現在のローズタウンに陣地を作り、城攻めの準備をしました。多部多城留守の大将白井平蔵胤隆は、勝算なしを知り降伏を申し入れます。戦うことなく家康軍に城を渡したそうです。また、籠城して戦った説も残されています。この千葉市若葉区でも北条攻めの攻防があったということです。

「鱈沢善右衛門(たらさわぜんえもん)の墓碑」を見学し、平和公園横の「前方後円墳」に向かいました。ここにも埴輪などが飾られていたことを想像しながら、この地域の豪族の勢力に思いを馳せました。

今回のお楽しみ「カタクリ」の生息地、泉自然公園へ向かいました。運よくちらほら花が咲き始めていました。種から芽が出て花が咲くまでに、9年かかるそうです。かわいい花に感激の瞬間でした。

「木漏れ日の里」こと宍倉邸に向かい、木立の囲まれた宍倉邸の庭でバーベキュー大会。宍倉ご夫妻から、エシャロット、赤飯の差し入れに大感激。