水曜日, 7月 30, 2008

大学1年生の質問

○今、よくモンスターペアレントのことを耳にしますが、そのような親はいましたか。またいたらどんなことについてクレームをつけられましたか。
○確かに低学年の子どもたちは大人がわくわくしているのに対して応えてくれると思うのですが、高学年の子どもたちは、今、どうなのでしょうか。中学受験をさせる親も増えてきているようです。自分自身AO入試で自己紹介を付属小の6年生に行いましたがどの話にも反応があまり良くなかったので他ではどうなのか気になります。
175名の学生が質問してきました。少しずつ、回答をまとめて、講座を受講した学生に渡してやりたいと考えています。

日曜日, 7月 27, 2008

千葉大講座

7月28日(月)千葉大学「現代教職論」4:10~5:40
2112教室 
千葉市立稲丘小学校  日野正生
「教師は魂の技師である」
①引きつけるテクニークが必要
「大きな歌」「でんでんむし」「おちたおちた」「各種じゃんけんゲーム」「伝言ゲーム」「サイモンセーズ」

②まず子どもの心を開く実践をたくさん用意する必要がある
教師がやりたがり屋 しりたがり屋 聞きたがり屋になっていく必要がある。
子どもの心を開く実践をたくさん用意する必要がある。

・ 「和太鼓」「こま道場」
・ 「おてだま道場」(実演と経験)「てつぼう道場」
・ 民舞・歌
和太鼓を通して子どもを育てる。 成功観 自信につながる

③ものごとへの関わり方を育てる作文教育
こどもたちはランドセルの中に生活をいっぱい詰め込んで学校にやってくる
子どもを固有名詞で捉えることから。
1年生の作品より 
ゆうゆちゃん
ふかまち ももこ
せんせい あのね
おかあさんの おなかから あかちゃんが うまれてきたよ。ちいさかったよ。
つめが ちいさかったよ。かわいかったよ。 もう おっぱいも みるくも のみました。
わたしが みるくを なましたら のみました。なまえは ゆずきちゃん です。
わたしは 「ゆうゆ」ってよんで います。
せんせい あのね
あかいわあゆみ
こないだ どいつむら
いったんだよ。
どいつ だと おもったら ゆうえんちだったよ。
こうえんも あったよ。
 せんせいあのね
       こじま えいし
うちの パパ めだかをね いっぱい そだててるんだ。かわいんだよ。
えびも いっぱい かってるんだよ。すごく かわいんだよ。こんど うちに きてみる。

1年 こいしかわ りょう
せんせいあのね
ぼくわ べんきょうちゅう ねこが しんぱいです。どうしてかというと ねこが とられてないかなぁとおもいました。はこに いれて だんちの したに おいてあります。
1年 鈴木たけひろ
せんせい あのね
おかあさんが かえってこなくて、さみしかったんだよ。
はやく かえって くるように いのったんだよ。
1年 鈴木たけひろ
せんせい あのね
おかあさんが ふとんに いっしょに ねてくれたんだよ。ねぼうしちゃったんだ。
いいきもちだったからです。
1年 はにゅうわかば
おかあさんが わたあめやに なりました。
ほわほわ でてきます。
なんだか くもが わりばしに くっついたみたい。
1年 小野みゆき
せんせいあのね
きのう おかあさんの おてつだいしたの。
大きな きゅうりを きりました。
なんだか なわとびみたいな きゅうりでした。
1年 川瀬さちこ
きょう、あさ 学校に くるとき、ヒマワリが さいていました。
ようくみると パッと てを ひらいたみたいだったよ。
1年 山口美穂
わたしがねたら、おかあさんが きて 
「ねた。」
と まいにち ききます。わたしが
「ねたよ。」
というと、
「どれどれ。」
と、おかあさんが きて くすぐります。くすぐったいから ケラケラと わらってしまいます。おねえちゃんも ケラケラと わらいます。くすぐるのが おわわると わたしはねます。
ねつ
1年 飯森じゅん
きょう がっこうから かえったとき だるいので、たいおんけいを はかったら 8ど2ぶでした。おかあさんは
「ねなさい。」
と、いいました。おかあさんは しんぱいして、ぼくの かおを みました。

木のぼり
1年 やまき たかこ
あきらくんから 木のぼりを おしえて もらいました。
あきらくんの いうとおりに のぼりました。
なかなか のぼれないので あきらくんが
「がんばれ がんばれ。」
と、いいました。そして やっと のぼれました。
のぼったところに すわって そらを みました。
木の あいだから きれいな そらが みえました。

子どもたちから元気をもらい、温かさをもらって、今の私がいます。

作文の記述指導
① 書き出しの指導
     「   」から書き出してみよう。
     思ったことから書き出してみよう。
     なになにしていたら と書き出してみよう。
②「   」の指導
と言いました。と何々しながら言いました。とささやきました。と尋ねました。と叫びました。
① 説明の勉強。
  どうしてかというと。
太郎というのはぼくの弟です。
④思ったことを入れる勉強。
⑤です。ます。で説明
⑥文はなるべく短く  細かい描写になる。
     てて病  のでので病
⑦接続詞の使い方
⑧会話の上手な移し取り方
⑨場面の様子が分かるように書く
⑩うれしいとか、悔しいというの言葉を使わずにそのときの気持ちがよく分かるように書く書き方
⑪あたりの情景を上手に描くことでその時の不雰囲気を出すように書く書き方
⑫いつもしていることをみんなに分かるように説明するように書く書き方
⑬ずばり中身から
⑭原稿用紙を持って机の間を回る
⑮詳しく書く・よく思い出して書く



























共感し合う学級作り
―児童詩を通してー

1、 希薄になった人間関係
 現代の子どもは人間関係を作ることがへたになったと言われる。
 子どもたちは遊びの天才である。しかし友だちが作れない、少人数のグループでかたまり他の子が入りにくい、なかよく遊べない、みそっかすが作れないなど様々な言われ方をしている。
    原因として、地域の人間関係が希薄になった。昔は良きにつけ悪しきにつけきん付きあいがあった。異年齢の遊び集団もあった。それらがなくなってきた。塾に人間関係を求めている子も多数いる。お互いを理解しあう活動を授業の中にふんだんに取り入れていく必要が出てきた。
・ その子らしい表現や考えを認め合う授業
② 子どもに学ぶ
子供の心を知り、成長過程をつかみ、そこからこの子たちに何を励まし、引き出してやればよいかと考えている。

③ 子どもをつかむ
作文や詩を読み、それをもとに意識的に語りかけていくようにしている。
毎日の子供たちの動きを、しっかりと私たちと心に刻み込むように努めるている。
子供たちをつかみ、子供同士がお互いに仲間の心を暖かくつつんでいくことを目指している。
みんなで学びあうことから始め、本当に知ることが、深い理解と強いきずなでつなぎあうことのになる。
この子は、こんな素晴らしい力を持っていたんだと感心させられることがある。
1行1行、ひとつの単語。子供の稚拙な表現や言葉遣いの中に、子供の姿がかくれている。

2、ユーモアのある詩を大切に
へんじ
4の3 関 峻
内科検診をした。
先生が
「返事をきちんとして。」
と言った。
ぼくは
「はい。」
と言った。
先生は
「名前をよばれたら。」
と言った。
そうだったの。







吉田様になる練習
吉田翔希
吉田様待つ力をつける。
すわる時は正座ですわること。
ぼくは「ぞうれっしゃ」の映画を見ながら
もうたえられないぐらい正座をした。
ぼくは宇津木君のかたをつかみながらがまんした。
やっと終わった。
ぼくは足がしびれて立ち上がれなかった。
吉田様はもうやめたと思った。

きびだんご
4年3組 尾後貫 亮
今日5時間目に心ノートをしました。
「目ひょうにしたい人を発表してください。」
と先生は言いました。
「はい。」
と手をあげました。
先生は
「はいどうぞ。」
といいました。
「もじゃまる日野先生。」
と言いました。
「じゃあ、きびだんごあげる。」
と言って、くれました。





3、学校は感動があふれている
跳び箱7段
西海遼太
ようし、がんばるぞ。
体育で跳び箱を7段とぶことになった。
次はぼくの番だ。
きんちょうが走る。
いよいよぼくの番だ。
新幹線と競走をしているように走った。
バン
ふみきり板をふんだ。
鳥になったような気持ちになった。
ストッ
マットに着陸した。
やっときんちょうがほぐれた。
今度は8段にちょうせんだ。

新たな一歩
辻本 詩織
「あー もうだめだ。できないよおー。」
(たてる かける おろすなんて。)
私はいらいらしながら思った。
関君や前田君はすごくはやい。
私もあんなふうになりたいなあ。

2回目の算数の時間
今日は特にプリントがあった。
「れいか 今どこ?」
「もう1枚終わるよ。」

それからひっしに勉強した。
そして今日。
すらすらとできる。
わあ、算数ってこんなに楽しいんだ。
プリントやノートに書く文字が魔法みたいだ。
もういらいらしたりしたくない。
もっともっとうまくなるぞおー。

さかあがり
亀山翔子
昨年の秋の出来事だ。
学校の鉄棒でさかあがりの練習をやった。
でも、なかなかできない。
何回も 何回もやり続けたけどできない。
と思ったら、とたんにできた。
なんとなく勝負に勝ったようだ。

べっこうあめ
宇津木たくや
「アルコールランプ使う人。」
先生が言った。
ぼくは手をあげた。
アルコールランプとマッチを持ってきた。
おたまに さとうと ざらめを入れた。
アルコールランプに火をつけた。
その上におたまをうかばせた。
火花がちった。
びっくりした。
おたまを はなしそうになった。
あわがぶくぶく出てきた。
そろそろいいかなあ。
銀紙の上にのせた。
マッチの先の赤いところをとった。
それをベッコウあめにのせた。
ベッコウあめはすぐにかたまった。
ベッコウあめはあまかった。
4、ぴったり言葉をさがして
やごとり
野中あゆみ
「よし 入るぞ。」
プールに入った。
つめたい。
ぬるぬるしている。
あみをずるずるひきずった。
「いた。」
やっとやごがみつかった。
なんかかわいい気がするな。

やごとり
柴田ゆか
「とれなーい。」
あみを何回も水の中に入れた。
「またとれた。」
ひとみちゃんがやごをまたとった。
しおりちゃんにこつを教えてもらった。
緑色のところをすくうそうだ。
1回目
土が多かった。
見てもらった。
なんと2匹いた。
すごーいとれた。
大きいやごだ。
ぴくぴく動いている。

やごとり
浅川温子
プールが緑色に光る。
楽しみがうずうずさせる。
よしやるぞ。
そろりそろりとゆっくり入る。
ぽちゃ
始まった。
いっしゅんでお祭りだ。

やごとり
山田いつき
プールに入った。
ぬめぬめだ。
とれるかなあ。
プールの周りを1周した。
ぜんぜんとれない。
なんでとれないんだ。
あみをプールのそこにつけた。
もう一回1周した。
「いた。」
1ぴき。
「先生とれたー。」

やごとりだ!
川野じゅんな
やごとりだ!
やごってどんなだっけ。
プールの中は、もでいっぱいだ。
「うわー。」
中はぬめぬめどろどろ。
こんなところにやごがいるのか。
もう友だちはやごをつかまえている。
がんばんなきゃ。
「とれたー。」
3びきも。
つかまえた。
でも動かない。
ひっかかってしまった。
やごは忍者の名人だ。



5、詩のある生活

ペットボトル作戦
佐々木彩音
光太郎はいつもほふく前進で家中を探検している。
大事なものがある場所や
くつやほこりがいっぱいある場所も
なのでペットボトル作戦を考えた。
ペットボトルの中にビーズを10個ぐらい入れてふたでしめます。
それをひもで結べばできあがり。
それを光太郎の前においてとろうとしたときにひもをひっぱった。
そしたらついてきた。
そのくりかえしでやると
だめな所に行ってもだいじょうぶ。
ペットボトル作戦大せいこうだ。
かぎ
押田健太
かぎがない。
やばい。入れない。
かぎをわすれた。
だれのせいでもない。
ぼくが悪い。
「かぎ入れた。」
お母さんが聞いた。
「入れた。」
とうそをついたぼくが悪い。
ばあちゃんが帰ってきた。
反省しよう。

うその名人
川野じゅんな
「あしたのしたくしてきなさい。」
耳にひびいた。

めんどくさいなあ。
うそついちゃお。
「もうしたよー。まったくー。」
「ほんとにしたの。」
「したっていってるでしょ。」
「はいはい。夜中に言わないでね。」
ニシニシ。手間がはぶけた。

あーのどがかわいた。
ん。いいもの発見。
ゴクゴク
「あーうまかった。」
おええちゃんが帰ってきた。
たいへんだ。
おねえちゃんがかんかんできた。
「じゅーんーなーのーんーだーのー」
「飲んでないよー。たくまじゃないのー」
「えっそうなの?たくまー」
ふう。おこられなくてすんだ。

 お母さん
土井沙織
私のお母さんはマルヤで働いています。
私が学校から帰ってくる前に帰ってきます。
お母さんはいつも1時30分に帰ってきます。
私はスーパーで働いてみたいです。
でも一つ大変なことがあります。
お母さんはパートをやっているのでいちばんたいへんな仕事です。













④地域に飛び出し、地域の人との交流を深める実践
地域の人々といっしょにミュージカルづくり「更科姫物語」(ビデオ)
  木漏れ日の里のみなさんとの交流
  御成街道の話を聞く
  地域の匠から学ぶ「木の学習」「竹の学習」
子供たちとカブトムシを取りに行きます。
子供たちと竹とんぼを作ります。
子どもたちは物事に働きかけることによって育ちます。
教師と言う仕事は自分がやっていることがだいたい現場に持ち込めます。
手遊び、ゲーム指導

➄「もの」と「人」を持ち込む授業
  野菜作りの学習は農家の方に来ていただいて「人をもちこむ授業」
  北海道の漁業の学習は北海道からスケトウダラを購入して「ものを持ち込む授業」