木曜日, 4月 02, 2009

認識を育てる作文教育



① なぜ、うれしかったこと、かなしかったこと(つまり感動)を書かせるのか
書くことがない、という子どもにとって感動的なできごとは思い出しやすいし、書きやすい。また、感動的なことのなかには、多くの場合、人間や事件の本質が典型的な形であらわれやすい。
しかし、感動中心の作文だけではなくて、毎日くりかえされる、日常的な生活も作文に書かせ、それが持つ意味というものを見つめさせたい。

② なぜ書くことをひとつにしぼって、そのことだけ書かせるのか
人間にとって、ものを見るにも、考えるにも、話すにも明確な観点をもってなすべきである。

③ なぜ、ありのまま(見たまま、聞いたまま、思ったとおり)に書かせるのか
なによりも、事実が一番大事
先入観や常識にとらわれ、こだわってものを見てはならない。

④なぜ、ある日、ある時のことを「-ました。  -ました。」と順を追って書かせるのか
自分の経験したことを時間の順序で思い出して書くことは、ものごとを認識し、表現する第一歩である。

④ なぜ、くわしく思い出して書かせるのか
私たちは、「様子や気もちを、もっとくわしく思い出して書きなさい」と要求します。
そこに、ものごとの真実があるからです。

⑤ なぜ、様子や気もち、わけの書き分けをさせるのか
まず<ようす>つまり事実をちゃんと見ること。そして、そのことについて何を思い、感じ、考えたかをはっきりさせる。さらにその事実の起きた原因や、なぜ、そのことについてそう思い考えたかの根拠(わけ)をはっきりさせることは大切なことである。
 「おもしろかった」と気もちを書いただけでは「何が」「どのように」「なぜ」おもしろかったのか分からない。
 書き手が自分自身にそのことをはっきりさせることが、書き手の認識と表現の力をつけることになる。

⑥ なぜ、構想メモをつくって書かせるのか
中学年になると、構想メモをもとに作文を書かせる指導をはじめる。
これは、ものごとを構造的に、関係的にみる見方を育てることになる。しかし、そのために、そつのない文章にはなっても、筆の勢いを失う場合があるので気をつけたい。

⑦ なぜ、ねうちのある題材について書かせるのか
教師としては<ねうちのある題材>で書いてくれたらと願うのは当然である。
しかし、題材そのものにねうちのあるものと、ねうちのないものはないと、思う。たとえどのような題材でも、その子にとっては大きな意味を持っていることがある。
自由に書きたいものを、書きたいように書かせることから出発したい。

⑧ なぜ、題をあたえて書かせるのか
自由選題と課題の一長一短を心得て、この両者を組み合わせて指導すべきである。

水曜日, 4月 01, 2009

6年生が卒業公演


大好きな和太鼓で地域の行事のときや老人ホームなどで演奏活動を展開している「若松太鼓ファンタジー」の子どもたちが3月28日、6年生の卒業記念として千葉市若葉区野呂町・宍倉さんの庭園で公演。大自然の中に響き渡る力強い太鼓の音は、地域住民の感動を呼びました。