木曜日, 7月 27, 2006

千葉大現代教職論

7月24日(月)千葉大学「現代教職論」4:10?5:40
2207教室 (教育学部2号館2F7番教室)165名
千葉市立犢橋小学校 教諭 日野正生
「教師は魂の技師である」
?ものごとへの関わり方を育てる作文教育
こどもたちはランドセルの中に生活をいっぱい詰め込んで学校にやってくる
子どもを固有名詞で捉えることから。
1年生の作品より 
ゆうゆちゃん
ふかまち ももこ
せんせい あのね
おかあさんの おなかから あかちゃんが うまれてきたよ。ちいさかったよ。
つめが ちいさかったよ。かわいかったよ。 もう おっぱいも みるくも のみました。
わたしが みるくを なましたら のみました。なまえは ゆずきちゃん です。
わたしは 「ゆうゆ」ってよんで います。
せんせい あのね
あかいわあゆみ
こないだ どいつむら
いったんだよ。
どいつ だと おもったら ゆうえんちだったよ。
こうえんも あったよ。
 せんせいあのね
       こじま えいし
うちの パパ めだかをね いっぱい そだててるんだ。かわいんだよ。
えびも いっぱい かってるんだよ。すごく かわいんだよ。こんど うちに きてみる。

1年 こいしかわ りょう
せんせいあの
ぼくわ べんきょうちゅう ねこが しんぱいで ねこが られておもいまはこに いれて だんちの したに おいてあります
1年 鈴木たけひろ
せんせい あのね
おかあさんが かえってこなくて、さみしかったんだよ。
はやく かえって くるように いのったんだよ。
1年 鈴たけひろ
せんせい あのね
かあさんが ふとんに いっしょに ねてれたんねぼうしちゃっだ。
きもちった
1年 はにゅうわかば
かあさん わたあめや なりました
ほわほわ でてます
なんだか くもが わりばしに くっついたたい
1年 小野みゆ
せんせいあ
きのう おかあさん おてつだい
きな きゅうり きりました
んだか なわとびみたな きゅうりでした
1年 川ちこ
きょう、あさ 学 くるマワリ さいていました
ようくみると ッと てを ひらいたみたいだったよ。
1年 山
わたしがねたら、かあさん きて 
「ねた。」
 まいにち ききますわたしが
「ねたよ。

「ど
かあさん きて くすぐりすぐった ケラケラ わらってまいますねえちゃん ケラケラ わらいますぐる おわわる わたしはねます。
ねつ
1年 飯森じゅん
きょう がっこうから かえったとき だるいので、たいおんけいを はかったら 8ど2ぶでした。おかあさんは
「ねなさい。」
と、いいました。おかあさんは しんぱいして、ぼくの かおを みました。

木のぼり
1年 やまき たかこ
あきらくんから 木のぼりを おしえて もらいました。
あきらくんの いうとおりに のぼりました。
なかなか のぼれないので あきらくんが
「がんばれ がんばれ。」
と、いいました。そして やっと のぼれました。
のぼったところに すわって そらを みました。
木の あいだから きれいな そらが みえました。

子どもたちから元気をもらい、温かさをもらって、今の私がいます。
?引きつけるテクニーク。
「大きな歌」「でんでんむし」「おちたおちた」「各種じゃんけんゲーム」「伝言ゲーム」「サイモンセーズ」
まず教師がやりたがり屋 しりたがり屋 聞きたがり屋になっていく必要がある。
まず子どもの心を開く実践をたくさん用意する必要がある。

?まず子どもの心を開く実践をたくさん用意する必要がある
・ 「和太鼓」(実演と経験)「こま道場」(実演と経験)
・ 「おてだま道場」(実演と経験)「てつぼう道場」
・ 民舞・歌
和太鼓を通して子どもを育てる。 成功観 自信につながる

?地域に飛び出し、地域の人との交流を深める実践
地域の人々といっしょにミュージカルづくり「泉姫の贈り物」(ビデオ)
  木漏れ日の里のみなさんとの交流
  御成街道の話を聞く
  地域の匠から学ぶ「木の学習」「竹の学習」
子供たちとカブトムシを取りに行きます。
子供たちと竹とんぼを作ります。
子どもたちは物事に働きかけることによって育ちます。
教師と言う仕事は自分がやっていることがだいたい現場に持ち込めます。
手遊び、ゲーム指導
?「もの」と「人」を持ち込む授業
  野菜作りの学習は農家の方に来ていただいて「人をもちこむ授業」
  北海道の漁業の学習は北海道からスケトウダラを購入して「ものを持ち込む授業」