日曜日, 7月 08, 2018

「リズムで脳を刺激せよ」

先日のNHKの「試してガッテン」でスポーツマンとして興味ある番組を放映していた。
「リズムで脳を刺激せよ」と。
ハンマー投げの室伏選手が、大きな声で叫びながら投てきしている姿を見てきた。あんなに声を出しては力が抜けてしまうのではないかと心配していた。少し大げさすぎるのではないか。
卓球の試合会場で大きな声をだしながらプレーをする人がいる。私もマナー違反かもしれないが、つい大声をあげながらプレーをしてしまう。
この番組を見て、実は運動中の声には大切な意味があることを発見した。
大きな声を出すことによって「耳から小脳へ」直接情報を伝えることができるというのである。通常だと耳から大脳を経由して小脳へ伝わり、各組織に伝わる。大脳を経由すると「遠くに飛ばしたい」「あの人に勝ちたい」などの邪念が入ってしまい、無駄な力が入ったり、フォームに乱れが生じたりする。いわゆる無心の境地でプレーすることができるようになるというのだ。
「耳から小脳へ」「小脳をリズムで動かす」ということが大切であると。
ゴルフでは「スー(上にスイング)ガアアー(ダウンスイング)」と大きな声を出しながらスイングすることによって飛距離をのばすことができる。
跳び箱が跳べない子は「タッタッタッタ トッ ヒュッ」と言って跳ぶ。
ちなみにSの音は素早い動きの時に使う。ガアの音は力を一気に出すときに使う。
それぞれ運動に合った音が必要であるとのことだ。長嶋監督は音を使ってバットを振るアドバイスの名人だったそうだ。卓球でも「トトン」のリズムでフリックをしていくなどのアドバイスがある。私はドライブが苦手なので音でドライブをかけていく工夫をしたいと考えている。
私は新日本スポーツ連盟機関誌「スポーツのひろば」の愛読者である。そこには必ず、全てのスポーツにつながる論文が掲載されているからである。
『どんなときに筋肉痛になるのか』『コーディネーショントレーニング(どうしてあの選手はできてこの選手はできないのか)』『スポーツ選手なら知っておきたい「みる」のこと(遠山の目付け)』などなど。
たくさんのスポーツ選手が「スポーツのひろば」を購読することを期待している。